登録までの道のり

@ 商標登録したいな。
A 弁理士に相談してみる。
B 登録したい商標と指定商品又は役務を決定する。
C 商標調査 を行う。
D 調査の結果、登録できる可能性があれば、商標登録出願を行う。
(6) 特許庁の審査官により、審査が行われる。
(7) 審査結果が通知される。
G 審査の結果、登録が認められれば、登録料を支払う。
H 設定登録がされます。

ざっと、登録までの道のりはこのような感じです。

設定登録により商標権の効力が発生します。
日本で登録された商標権は日本国内でのみ有効 です。

登録された商標のことは、登録商標といいます。
Rマークの使用方法 については、こちらのページをご覧ください。
商標権の効力については、商標の豆知識 というサイトに詳しく書かれているのでご覧ください。

@からHまで、順調にいけば5〜6ヵ月程度で完了します。
※ Gの登録料を支払ってからHの設定登録がされるまで1ヵ月程度かかります。

登録料は登録査定・審決の通知から30日以内に納付する必要があります。
登録料の分割納付については、http://www.scriptmx.com/ に詳しく書かれています。

審査官による審査の結果、登録が認められず、
拒絶理由が通知された場合などは、補正書や意見書を提出する必要があり、
登録までに1年程度かかる可能性もあります。

拒絶理由を通知された場合の対応策については、
補正、意見書について 記載したページをご覧ください。

補正や意見書を提出しても、拒絶理由が覆らなかった場合は、
拒絶査定がされます。査定に不服がある場合は、拒絶査定不服審判で争うこともできます。 もっと早く商標登録をしたい方、登録をお急ぎの方は、 早期審査制度を利用すれは、早期に登録ができます。 詳しくは、早期審査のページ をご覧ください。

登録のメリット

商標登録するメリットは数多くあります。
例えば、他人の使用を予防・防止できますし、他人の出願も阻止することができます。
また権利者は、登録商標の使用を独占できますし、他人に使用許諾を認めることもできます。
使用許諾には、専用使用権と通常使用権があります。
商標権の使用許諾で収入を得る ことも可能です。
※ 専用使用権を設定した場合は、その設定範囲においては、商標権者であっても使用できません。

一方で、登録しないことによるリスクも数多くあるのです。

登録しないことによるリスクについては、商標登録しないデメリット をご覧ください。
10個のデメリットについて記載されています。
登録していないと、様々な商標のトラブル が予測されます。
問題が起きてからでは、遅いです。問題が起きる前に、リスクを排除しておきましょう。

商標登録にかかる費用は、さほど高額ではありません。区分の数によっても異なりますが、
商標権侵害で訴えられて、損害賠償を払ったり、弁護士費用を払ったりするリスクに比べたら、
安いものだと思います。要は、保険のようなものでしょうか。
商標登録の費用 については、こちらをご覧ください。